|
誰も教えてくれなかった『源氏物語』本当の面白さ (小学館101新書)価格: 735円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 中学か高校の古文だったでしょうか、枕草子は暗記するまで何度も読みました。しかし、源氏物語は歴史の授業のなかで作者と作品名を覚えただけでした。源氏物語を本で読むのは敷居が高かったので数年前に千年紀かなにかで映画があったのでそれをみたレベルでした(松田聖子が突然でてきて歌を歌ったところは興ざめでしたが・・・)。しかし、世界的にも有名な源氏物語を、日本人としてはもう少し知っておく方がよいと思い、本書を手にしましたが、裏切られることはありませんでした。
特に、源氏物語誕生の歴史的背景がわかりやすく記載されていますので、歴史好きの方にもおススメです。 |
|
ぼくが最後のクレーマー―クレーム攻防の方法 (中公新書ラクレ)価格: 756円 レビュー評価:4.5 レビュー数:5 クレーマーは、店にとって、嫌らしい存在ですね。
しかし、クレーマーはお客様です。お客様を一人失うことによる店の
損失は計算できません。
対応次第では、一人でなく、更に何人かのお客を失うことさえあるでしょう。
本書では、長年、クレーマーの対応に携わってきた、クレーマー対応のプロで
ある著者が、交渉(相手の心理を見抜く)テクニックを教示してくれています。
読んでいて文章表現も丁寧で、分かりやすく書かれています。
今後、需要と供給のバランスが取れない分野において、クレーマーは、
増加するでしょう。
|
カールマーン:伯爵夫人マリツァ価格: 1,500円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 カールマンのチェルダーシュに次ぐ作品です。中身は音楽も含めて、出だしから、チェルダーシュに本当によく似ています。録音は非常によく、ルネ・コロが主役を演じています。オペレッタファンには、カールマンの録音は少ないので、お勧めだと思います。このハンガリー風の好みは、もちろん、人によって分かれますけど。本当は映像が欲しいところですけど。 |
|
ラヴェル:子供と魔法 全曲価格: 3,059円 レビュー評価: 3.5 レビュー数:2 この曲を全く知らずに、「どんな曲なんだろう」と思って買いました。 「子供と魔法」の方を目的に購入したのですが、フランス語の歌詞と対訳が付いていて、そこを読むだけでストーリーもわかる点が良かったです。それぞれの曲が個性的で楽しいです。また、全曲入ってるのもポイント高いです。 ただ、クラシックを初めて聴く人にはあまり勧められないかもしれません。じっくり1曲1曲聴くとそれなりにおもしろいと思います。 バレエの方はあまり聴いてないのでわかりません。でも曲はきれいです。 |
頼むから静かにしてくれ〈2〉 (村上春樹翻訳ライブラリー)価格: 1,050円 レビュー評価:5.0 レビュー数:3 こうして読み終えてみると、一作一作にそれぞれ大なり小なりの「棘」を感じました。それは、それぞれに取り上げられていることが、程度こそ違え自分の中にもあるものだからかも知れません。
読みやすいので、1、2を一気に読んでしまったのですが、時間をおいてもう一度じっくり読んでみたいと思います。一節一節に読み落としてきたものが沢山あるような気がします。
全作品の中で気に入ったのは、「隣人」と表題作の二編です。
両作品の共通点は、前者は隣人に対する憧れ、後者は妻への疑惑と、共に、潜在意識があるきっかけで一気に表面に現れてくるという作品です。研 |
クレーム対応のプロが教える 心を疲れさせない技術 (青春新書INTELLIGENCE 214)価格: 788円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 私の業務はクレーム対応ではありませんが、知人の勧めでこの書籍を手にしました。
コーピングのエキスパートの方が共著されているので、他の職種の方やビジネスシーン以外の場でも活用できる心の持ちようが記されています。
また、よく考えられたつくりになっていています。
章の巻末にある診断テストは次の章に入る前の息抜きの作用が得られるだけではなく、能動的に作業をすることから、それ以前の内容を効果的に頭に残すことができました。
活用範囲の広さと吸収効果の高さからお勧めできる一冊です。 |
エア・ギア 16 (少年マガジンコミックス)価格: 420円 レビュー評価:3.5 レビュー数:9 同じ作者のマンガ、天上天下も16巻に突入し、エアギアは昔からの馴染みと戦わなくてはいけなくなり、天上天下は右目を失い、主人公の精神的な苦痛は計り知れないものでしょう。 しかし現実から目を逸らさず、りんごとのバトルに集中するイッキ。だが、自称天才とするイッキから離れていくりんご。 廃れていく天才が敗れてしまったかと思った瞬間、天からの手助けか、天才故の強運か、彼は風の王へと驚変し、我々の目の前に誕生します。 1巻でイッキが見た死神の正体やとうとう姿を現した荊と風のレガリア。他にも見所はたくさんあります。見つけてくださいね。 最後に自由の意味を深く考えさせ |
若き日の神童モーツァルト~初期交響曲集VOL.2価格: 3,990円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 録音は1999年12月・2000年12月、ウィーンのカジノ・ツェーゲルニッツでのスタジオ録音。
この初期交響曲の第2集は、KV409のメヌエットを除いて1770年から1775年に作曲されたシンフォニアである。
こういう選曲だと音楽ファンはKV183:第25番ト短調ばかり聴いてしまうが、
アーノンクールの演奏は作品群単位でないと十分理解できない。最低でもこの2枚のCDは、
原則として連続して楽しまれることをお勧めしたい。
モーツァルトの初期交響曲といえば、LP時代にベームが交響曲全集を完成していたが、
「初期はやはり< |
クレーの食卓価格: 1,890円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 なるほど天才・クレーのキッチンはこうなっていたのか。とてもおいしそう。ところで私はクレーもよいが、フェルメールの台所の方がより気になる。そこで手前味噌ではあるが、「宇宙に開かれた光の劇場」上野和男・著という本を読むことをお薦めする。この本の表紙の「牛乳を注ぐ女」にあえて付け加えた右上端の小さな画中画、実はこれも同じ入れ子状態になった「牛乳を注ぐ女」なのだが、見てほしい。場所はもちろんキッチンである。虫眼鏡をもってきて拡大しないと見えないが、柄杓とガラス容器が卓上に確認できる。フェルメールはクレーと違って、お手伝いさんをキッチンで雇うだけリッチだった。キッチンのテーブルにある柄杓とガラス容器、 |